2006年11月02日

カルメン

『カルメン』(ビゼー)

フィギュアスケートでは最も人気曲といってもいいでしょうビゼーのオペラ「カルメン」。ババネラ、前奏曲、闘牛士などいろいろなパートが、男女シングル、アイスダンスと種目問わず毎年誰かが使っています。(今年もエミリー・ヒューズのSPかなと。このBGMは”闘牛士の歌”部分です。)

2006トリノ五輪で一人宇宙人のような神のような演技で金メダルを取った男子シングル・プルシェンコも、4年前のソルトレイク五輪では、同じロシアのヤグディンとの一騎打ちと言われながらSPでまさかの転倒、まさかまさかの4位スタートでした。迎えたフリー「カルメン」は、なんというか、私の陳腐な文章ではとても表現できない、背筋の震えるような迫力がありました。ヤグディンに対抗するため直前でフリーを「カルメン」に変え、なのに対決の前に転倒で大きな差がついた状況とか、ジャンプがどうとか、結果銀まで追い上げたとかなんとか言う前に、とにかくこのときの「カルメン」はすごかった。ほんとすごいの一言でした。


2006年トリノ五輪プルシェンコ独走の男子シングルの中、たぶんメダル候補の一人であったろう前年度世界選銅メダリストのライサチェックは、SPは10位と大低迷でした。でも、フリー「カルメン」では、たぶん男子シングルフリー最高の演技(プル除く)で、一気に会場を盛り上げました。最後のステップの拍手と終わった直後の大歓声は、純粋に彼の演技に感動して自然に沸き起こったものだったと思います。世界中の注目が集まり期待とプレッシャーの中で自分の持つ力を出し切るのは素晴らしいです。てかライサ君のカルメンはめっちゃカッコよくてファンになりそーでした(*/∇\*)


ということで、浮気娼婦カルメンと真面目一辺倒軍人ホセの愛憎悲劇「カルメン」は、フィギュアオリンピックにおいては、がけっぷちに追い詰められた男が見事に復活する起死回生の曲であったりする と思いマス。


music by North Wind
posted by しゅえ at 21:32| Comment(0) | BGM | 更新情報をチェックする
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